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<地方都市の概要>
富士市(ふじし)は、静岡県東部の市。
市町別人口静岡県第3位。静岡県東部の中心都市の1つ。
富士地区の行政・商業・工業の核であり、
日本製紙(旧・大昭和製紙)、王子製紙などの多数の製紙工場がある。
また、竹取物語の舞台ともいわれ、源平合戦の際には富士川の合戦の舞台となった。
雁堤など富士川の堤防が完成し、潤井川の灌漑が進む前は広い範囲で「浮島ケ原」と呼ばれる湿地帯であった。

江戸時代には東海道の宿場町の一つである吉原宿が存在したが、
津波で2度壊滅的な被害を受け、その度に宿場の位置が内陸部に移動している。

日本一の山富士山を仰ぎ、駿河湾に面す。
富士山の見えた日数は一年の内、210日(全体136日、一部74日)であった。(2004年)

戦後の高度成長期、製紙工場の排水で田子の浦港にヘドロが溜まり水質が極度に悪化し、
また大気汚染で気管支ぜんそく患者が多数あらわれたため大きな社会問題になった。
製紙工場は市内に67社78工場あり、その数は全国一である。
市内での紙・板紙類の総生産量は全国の12.3%あまりを占め、
特に家庭紙(トイレットペーパーなど)は生産量日本一を誇る。

紙の街富士市の歴史は古い。平安時代の延喜式に「駿河より紙を貢ぐ」とある。
鎌倉時代には幕府御用達の紙の中に「駿河半紙」があったという。
江戸時代文化年間には三椏を原料として駿河半紙をすき、江戸や京、大坂において好評を博した。
また、吉原地区では原料の三椏が量産栽培され、豊富に湧出する水を利用して製紙業が普及した。
明治時代に入って洋紙の製造技術が導入され、(旧)王子製紙が近代的な製紙工場を開設した。

その後、水源が豊富な吉原地区を中心に中小製紙会社が次々と設立され栄えたが、
1990年代半ばより、海外からの安価な紙の輸入増加やバブル崩壊による需要減などによる紙価低迷で、
経営難に陥る中小製紙会社が急増した。
かつては優良企業だった天間製紙や井出製紙など、
菓子折りなどの化粧箱に使われる白色コートボール紙を生産していた多くの会社が倒産、
家庭紙の分野でも倒産・廃業・大手製紙会社傘下への系列化が進んでおり、
地域の雇用問題にも大きな影響を及ぼしている。

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